


乾いた床材に水入れがあれば飼育出来ます。
【床材】
床材は、ミヤコヒキガエルには鹿沼土(細粒)、アズマヒキガエルには鹿沼土と黒土と芝の目土のMIXなど、土飼育がオススメです。(写真を参考)
特にミヤコのオスの特徴でもある黄色寄りの発色が、鹿沼土だと明るく保てるためです。細粒を選ぶのは潜りやすく
するためです。
床材はべちゃべちゃに湿らせたりせず、乾いた状態でご利用ください。
ジメジメした床材だとヒキガエルが皮膚病にもなりやすく、衛生的に良くありません。
毎日のお世話の際に、糞尿で汚れた部分の土を取り除き、汚れが目立ってきたら土を全交換してください。
土での飼育は経済的にも、ヒキガエルにもとても良いです。
【水入れ】
ヒキガエルが座った状態で、首から下が水につかり、出入りしやすい容器を選んでください。ヒキガエルが
手をかけても倒れない陶器やタッパーなど、お好みのものをご利用ください。
ヒキガエルはお腹から給水するため、毎日水を交換してあげてください。
【餌】
現在は生き餌を週2で、コオロギ、レッドローチ、ワラジムシを飼育環境にばらまき型で与えています。生
き餌にはカルシウムパウダーをまぶしてあげると良いです。
週1で人工飼料『昆虫ねるねるガマ子』を給餌ロッドで与えています。
新しい環境に慣れるまでは、餌を入れても食べないことがあります。
その時は、飼育ケースから人間の姿がみえないよう目隠しをしてあげると、環境への慣れも早まりますの
で、試してみてください。
生き餌をばらまき型で与え続けることで、上から餌がふってくることを学習し人工飼料へ移行しやすくなり
ます。
【温度や湿度】
我が家ではエアコン管理で室温が20~25度くらいになるようにしています。
各ご家庭により部屋の気密性などが違うため、適度な数字は各ご家庭で変わってきます。
毎日ヒキガエルを観察していると、皮膚の感じや食欲具合などで適温がわかってきますので、観察しながら
合わせていけると良いと思います。
湿度に関しては、冬場の乾燥が気になる時期は、水入れを増やしたりしてあげるとヒキガエル自身が自ら調
整しやすいと思います。
【拒食かも?】
ミヤコヒキガエルにとっての拒食というのは、暖かい
時期や、自然界での食べなくなる時期でもないのに、
1 ヶ月以上全く自ら補食しなくなることを拒食と考え
ます。
寒い時期はどんなに室内で温かくしていても、自然界
でのヒキガエル自らの体のリズムなどにより、消化に
負担をかけないよう食べなくなることもあります。
食が細いと感じたら、週1くらいで生き餌を飼育環境
にばらまき型で与え、自ら補食させるようにし
てあげてください。
自らの力で食べることが、ヒキガエルには一番重要なことです。